旧閑谷学校伝統の「釈菜」 出典:山陽新聞電子版

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2018-11-12_153503儒学の祖・孔子の遺徳をたたえる伝統の儀式「釈菜(せきさい)」(特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会主催)が27日、備前市閑谷の国特別史跡・旧閑谷学校で行われた。

 孔子像を祭る聖廟(せいびょう)での儀式には約120人が参加。旧閑谷学校の流れ2018-11-12_153523を受け継ぐ和気閑谷高(岡山県和気町尺所)の教職員が祭官を務め、古式にのっとって執り行った。吉備楽の音色が響く中、鶏肉やクリ、ナツメなどの供物をささげ、香をたいて拝礼した後、孔子の偉業をたたえる漢詩を厳かに読み上げた。

 国宝の講堂では、岡山大名誉教授の森熊男さんが論語を講釈した。初めて参加した岡山市北区の主婦(66)は「厳粛な雰囲気の儀式で、学校の伝統と文化が実感できた」と話した。

 釈菜は江戸時代の1686年、岡山藩郡代・津田永忠が中心となって始めた。明治初期に途絶えたが、1915(大正4)年に復活した。