ドクター・イエロー 撮影:2018-09-09

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20180909_1711ドクターイエローがいま話題になっている。これは6月22日に開かれたJR東海の株主総会で株主の「700系の引退に合わせドクターイエローも引退するのでは」という質問に対し、JR東海が2020年度も運行を続けると答えたからだ。

ドクターイエローは正式には新幹線電気軌道総合試験車という事業用車。新幹線と同じスピードで走行しながら、レールの歪み、架線の摩耗状態、架線電力の状態、信号設備の状態といった新幹線の軌道状態を検測するものだ。2018-09-10_174034

新幹線と同じ速度で走りながら検測することにより、ほかの新幹線の運行の妨げとなることなく、日中の検測を行うことができる。また、営業状態と同じリ
アルな状況で検測できるので、軌道状態を高い精度で検測することができる。

現行のドクターイエロー923形は700系をベースとした車両で、JR東海が所有する0番代T4編成が2000年に登場。
当初はJR2018-09-09_172751西日本が所有する0系ベースの922形20番代T3編成との持ち回りで検測を行い、2005年にJR西日本が923形3000番代T5編成を導入した。余談だが、T5編成はJR西日本の所属ながら、JR東海の大井車両基地に常駐しており、台車検査(台検)や全般検査(全検)もJR東海の浜松工場に委託している。また、T4編成とT5編成は製造時期が違うため、連結器カバーの構造が異なるほか、測定室の内装などにも差異がある。2018-09-09_172715

ドクターイエローは概ね10日に1回、「のぞみ」と同じダイヤでの「のぞみ検測」を行い、1カ月に1度、各駅に停車して待避線などを検測する「こだま検測」を実施。2日間かけて東京〜博多間を往復している。
画像:大雨警報の中旭川鉄橋を渡るドクターイエロー