2018年7月アーカイブ

2018-07-11_061256タイ海軍特殊部隊などは10日、北部チェンライ県のタムルアン洞窟に取り残された地元サッカーチームの少年らの救出作業を再開、同日まで取り残されていた5人全員を救出した。洞窟に閉じ込められた13人全員が脱出を果たした。
少年12人と男性コーチが洞窟に閉じ込められてから18日目、作業開始から3日目。世界が注目した救出劇は、全員の奇跡の生還で幕を閉じた。

当局筋によると、10日朝の段階で洞窟にいたのは少年4人と男性コーチ1人で、軍事筋によると、コーチが最後に脱出した。特殊部隊や外国出身の潜水士らは8日と9日、それぞれ4人の少年の救出に成功した。

「きょう我々は任務を達成した」。洞窟から約1.5キロ離れた屋外の「プレスセンター」で10日夜、救助責任者のナロンサク・オソタナコーン氏が切り出すと、ボランティアや世界中から集まった記者が歓声を上げた。ナロンサク氏は今回の件について、自然災害から身を守る「全ての人の教訓となるだろう」と話した。

また、海外から駆けつけたダイバーと共に救出にあたった海軍特殊部隊はフェイスブックに「これが奇跡なのか、科学の力なのか、何かは分からないが、全員が洞窟を出た」と投稿して喜んだ。

センターにいた南部クラビ県の山岳ガイド、スティー・ソンマートさん(45)は「地表から洞窟に通じる穴を探そうと仲間14人と来た。救助に関わったさまざまな人の団結が、この成果を生んだ」とうれしそうに話した。

一方、チェンライの病院で会見した保健当局者は、先に救出された8人について「長時間プールに入っていた状態だ」と説明。当初は低体温だったり脈拍数が少なかったりする少年がいた。また、一部は初期の肺炎の症状を見せていた。

ただ「心配するような状態ではない」とし、院内で普通に生活していると明かした。検査結果を待つため1週間程度の入院は必要だという。病院で待機していた家族とは、ガラス越しに対面した。

2018-07-09_192842岡山県倉敷市真備まび町で被害が拡大した背景について、専門家は高梁たかはし川の増水で支流の水が流れにくくなる「バックウォーター現象」が、堤防の決壊を誘発したと指摘する。

国土交通省によると、高梁川の支流・小田川などで少なくとも計3か所の堤防決壊が発生。真備町全体の4分の1にあたる約1200ヘクタールが浸水した。

現地調査した岡山大の前野詩朗教授(河川工学)によると、高梁川と小田川の合流点の下流は、川幅が狭く湾曲し、水が流れにくい「ボトルネック」になっている。今回の豪雨では、高梁川の水位が合流点付近で急激に上がり、傾斜が緩やかな小田川の水が流れにくくなって水位が上昇。高馬川など小田川の支流の水位も上がり、堤防が次々に決壊した。前野教授は「高梁川の水位上昇の影響がドミノのように支流に広がり、水位が高い状態が長時間続いた」と推測する。

国交省によると、小田川では1970年以降、大規模な浸水被害が5回発生。72年7月の大雨でも堤防が決壊し、2000戸以上が床上浸水する被害が出た。

国交省は、高梁川と小田川の合流点を現在より4・6キロ下流に変更し、洪水時の小田川の水位を低下させる河川改修を計画。今秋に着工し、2029年頃をめどに完成させる予定だった。前野教授は「今回の水害は、過去と比べても最大級」とした上で、「付け替え工事が完成していれば、被害を回避できた可能性は十分ある」と話す。

このアーカイブについて

このページには、2018年7月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2018年5月です。

次のアーカイブは2018年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.13