2017年7月アーカイブ

2017-07-13_155612宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、探査機「はやぶさ2」が目的地の小惑星「りゅうぐう」に約3千万キロまで近づき、あと1年で到着すると発表した。2014年12月の打ち上げ以来、約24億キロを順調に飛行したという。りゅうぐうで岩石の採取を目指す。

りゅうぐうは、地球や火星の公転軌道付近を回る、直径約900メートルのほぼ球形の小惑星。JAXAによると、はやぶさ2は現在、りゅうぐうを秒速約26キロで追尾し、約3140万キロに迫った。18年初めから約半年間、イオンエンジンを噴射し、同年6~7月に高度20キロに到達する。

高度20キロに約1年半とどまり、カメラなどの観測機器で水や有機物を含むとみられる岩石がある場所を調査。計3回着陸して採取に挑む。地球への帰還は20年末の予定。

りゅうぐう
2015年10月5日、小惑星センターのリストに「Ryugu」の名称が記載されたことがJAXAから公表された。
JAXAは、「Ryugu」の選定について以下の理由を挙げている。
「浦島太郎」の物語で、浦島太郎が玉手箱を持ち帰るということが、「はやぶさ2」が小惑星のサンプルが入ったカプセルを持ち帰ることと重なること。
小惑星1999 JU3は水を含む岩石があると期待されており、水を想起させる名称案であること。
既存の小惑星の名称に類似するものが無く、神話由来の名称案の中で多くの提案があった名称であること。
「Ryugu」は「神話由来の名称が望ましい」とする国際天文学連合の定めたルールに合致し、また、第三者商標権等の観点でも大きな懸念はないと判断したため。
「162173」が小惑星番号で、いわゆる本名に相当する。小惑星センターに正式登録されるまでの仮符号が1999 JU3であり、名称がつけられるまでの呼称として用いられた。「1999」は1999年、「J」は5月前半、「U3」は95番目に発見されたことを表。

2017-07-09_113910九州北部を襲った記録的な豪雨は「線状降水帯」と呼ばれる気象現象が原因だった。狭い範囲で幾つもの積乱雲が連なり、激しい雨を降らせる。気圧配置などの条件がそろえば、岡山県内でも発生する恐れがあるという。専門家は、災害から身を守るため、日頃から気象情報に関心を持つなど防災意識を高める必要性を訴える。
線状降水帯が広く知られるようになったのは、2014年8月に広島市で起きた豪雨災害。大規模な土石流が発生し、77人もの犠牲者が出たことから、その原因としてクローズアップされた。12年の九州北部豪雨や15年の関東・東北豪雨などの災害を招いたことでも知られる。

その特徴は、特定の範囲に長時間にわたって猛烈な雨をもたらすこと。発生のメカニズムも分かってきており、ほぼ同じ場所で積乱雲が連続して発生することに起因する。積乱雲が風で流された後、そこに新たな積乱雲ができ、だんだん帯状の固まりになっていく。同じ場所に停滞することで、より長い時間、大雨を降らせる。 2017-07-09_114008
岡山地方気象台によると、県内では、これまで災害につながるような線状降水帯の発生記録はないが、県内のどこで起こっても不思議ではないという。楠田和博観測予報管理官は風向きや気圧配置、地形などを発生のポイントに挙げ「紀伊水道から暖かく湿った空気が入り込めば、発生の可能性はある」と話す。
一方、積乱雲がもたらす「ゲリラ豪雨」と呼ばれる短時間の大雨は県内でも増えている。その要因とされるのは地球温暖化。岡山大大学院の加藤内蔵進教授(気象学)は「積乱雲が発生する条件は高温多湿。空気中の水蒸気が増えれば、積乱雲は発生しやすくなる」とし、積乱雲が多発する線状降水帯の出現しやすい環境になりつつあるとみている。

豪雨の被害から逃れるために、どのように備えるべきなのだろうか。
同気象台は、気象情報の活用を呼び掛ける。注意報、警報、特別警報の順に危険度は高まる。大雨警報発表中には、より警戒が求められる「土砂災害警戒情報」や「記録的短時間大雨情報」が出されることもある。
急な空模様の変化にも注意が必要という。黒い雲や冷たい風、雷が聞こえたら、積乱雲が発生する予兆の可能性があるからだ。「天気予報で『激しい雨』や『非常に激しい雨』という表現には敏感になる必要がある。情報に気を配り、早めの避難を心掛けてほしい」と楠田観測予報管理官は話す。
気象庁はホームページで、土砂災害や河川の氾濫の危険度をリアルタイムで表示する地図を掲載するなどさまざまな情報を公開している。加藤教授は「普段から天気予報をチェックしたりレーダーを見たりと気象への関心を持ち、情報を活用できる力を身に付けることが求められる」と提言する。

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