2016年12月アーカイブ

2016-12-30_130148ダチョウなど飛べない鳥のグループ「走鳥類」の祖先は、北半球にすむ飛べる鳥だった、という新説を日本、中国、デンマークなどの国際研究チームが発表した。マダガスカルで絶滅した巨大な鳥の骨のDNA解析から、走鳥類の起源は南半球にあったという従来の通説を覆した。米科学誌カレントバイオロジーに論文が掲載された。

走鳥類はダチョウやキウイ、エミューなどが現存しているが、既に絶滅したものも含め南半球に分布する。これまでは、1億年ほど前まで南半球にあったとされるゴンドワナ大陸で生まれた祖先が、大陸がアフリカや南アメリカ、オーストラリアなどに分かれる過程で散らばり、進化したと考えられてきた。祖先が飛べたかどうかははっきりしなかった。

チームは、マダガスカルで数百年前に絶滅した体高3メートル以上、体重400キロ以上あった走鳥類「エピオルニス」の骨から、細胞核とミトコンドリアのDNAの採取・解析に成功。走鳥類に近い仲間も含めて系統関係を分析すると、走鳥類の祖先は7千万年前ごろは体重が2~5キロ程度と小型だったという推定結果が出た。北半球で化石が見つかっている飛ぶ鳥の特徴を持つ鳥類「リトルニス」に近いこともわかった。

もともとはリトルニスのように北半球にいた祖先が南半球に渡り、どこかの時点で飛ぶ能力を失ったと考えられ、南半球では哺乳類との競合が少なく、多くの大型の種に進化したと推定されている。

2016-12-02_094423旭川、百間川の分流地点に江戸期に築かれた越流堤「一の荒手」(岡山市中区中島)で岡山県古代吉備文化財センターが行っている発掘調査で、「亀の甲」と呼ばれる石積みの護岸設備が1日までに全容を現した。6日に現地を公開する。2016-12-02_094444
一の荒手は17世紀後半、岡山藩郡代の津田永忠が百間川を造る際に築堤したとされる。全長約180メートルで両端が石積み。その間は周囲より低く、増水時に旭川の水が越え百間川に流れ込む。
石積みは両端部とも幅約20メートル、高さ約5メートル。表面が一辺約30センチの石を積み上げており、外観は巨大な亀の甲羅のよう。普段は上面を除いて地中に埋まっているが、今回は基礎部まで掘り下げた。
複数の石からは削岩機の痕跡も確認。1934年の室戸台風による洪水で一帯が決壊したとの記録があり、同センターの岡本泰典主幹は「ほぼ全面が昭和期の改修後の姿だろう。治水対策を繰り返してきた歴史が分かる」としている。

2016-12-01_233630環境省のレッドリストに指定されているナゴヤダルマガエルを「移住」させた田んぼで育てた無農薬米を、広島市安佐動物公園が11月から販売している。「ダルマガエル米」と名付けられ、収益金を生息しやすい環境づくりに役立てている。

ナゴヤダルマガエルはトノサマガエルに似ているが、足が短く動きは緩慢でダルマのように体がずんぐりとしているのが特徴。東海、近畿、四国地方のほか、岡山、広島両県に生息している。

水田や湿地に生息するが、住宅地化などで埋め立てられ、近年は生息数が激減した。またオタマジャクシの時期に、稲作の主流であるコシヒカリの田んぼでは水をいったん引く「中干し」をすることがあるため、死んでしまうケースが多いという。広島県内では現在、三次市内の2カ所で自然に生息している。

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