2015年2月アーカイブ

2015-02-28_212344名古屋市は5日、同市千種区の東山動植物園の飼育員がインドネシアで採取し、同園で繁殖させたメダカが新種と判明したと発表した。世界で36種目で、「ティウメダカ」と名付けた。6日から同園「世界のメダカ館」で約30匹を公開する。

命名は、インドネシアのスラウェシ島のティウ湖で生息していることによった。体長約30ミリで、雄は尾びれの端がオレンジ色に縁取られているのが特徴だ。繁殖行動時には、尾びれ以外の全身が黒くなるという。

2008年10月、研究のため、スラウェシ島を訪れた同園のメダカ担当飼育員・田中理映子さん(37)が、ティウ湖に新種とみられるメダカがいるとの情報を得て、現地で126匹を採取した。帰国後、繁殖に取り組みながら、琉球大の山平寿智(かずのり)教授と共同で研究を重ねた。昨年12月、ティウメダカが新種であることを証明した山平教授らとの共著論文が米科学誌「コペイア」に掲載され、新種として正式に認められた。

田中さんは「最初見た時から、『これまでに見たことがない。新種ではないか』と興奮した。飼育は大変だったが、なんとか命をつないだ。ようやく新種と認められて公開できるのですごくうれしい」と話している。

スラウェシ島は島内に20種のメダカが確認され、うち19種は同島にしか生息していない「メダカの聖地」として知られているという。

2015-02-28_085240マウスコンピューターの「m-Stick MS-NH1」は、非常にコンパクトなパソコンだ。それと知らされていなければ、大きめのUSBメモリーにしか見えない。しかし実は、普段使っているデスクトップパソコンやノートパソコンと同じウィンドウズ8.1アップデートがインストールされており、ウェブ閲覧や書類作成、動画再生などが行える。今回はこの超小型パソコンの使い勝手を検証するとともに、こうしたスタイルのパソコンがどういう場面で便利なのかについて考えていこう。
コンパクトなスティック型のパソコンであるm-Stickは、2014年12月5日に発売された。11月28日に発表された時点で大きな反響を呼び、大手量販店やネットショップなどでは発売してすぐに売り切れてしまった。現在も、直販サイトなどで予約が開始されるたびにあっという間に完売となる人気商品である。実勢価格は2万円前後だ。

仕様では重さは44グラム。実際に計測してみると45グラムだったが誤差の範囲だろう

まずは外観だが、前述したように形状はUSBメモリーによく似ている。細長いきょう体は手のひらで握れるほど小さく、重さも44グラムと非常に軽い。USBメモリーならUSBコネクターの位置にある金属部分は、実はHDMI出力端子である。これを液晶ディスプレーや液晶テレビのHDMI入力端子に接続し、ウィンドウズの画面を表示する。

電源供給用にACアダプターが付属している。ACアダプターと、m-Stickの側面に装備するマイクロUSBポートを、添付のUSBケーブルで接続する。その後、側面電源ボタンを押すと、ウィンドウズ8.1アップデートが起動して液晶ディスプレーや液晶テレビにデスクトップが表示される。マウスやキーボードを接続するためのUSBポートも装備する。

文章に書き起こしてみると、デスクトップパソコンのセッティングそのものだ。しかし実際の状況はまるで異なる。一般的なデスクトップパソコンでは、机の上や足下にあるていどの設置スペースが必要だが、m-Stick本体はコンパクトなので、液晶ディスプレーなどの背後に隠れてしまう。無線LANを内蔵しているので、キーボードやマウスがワイヤレスタイプなら、ケーブルは電源供給用の細いマイクロUSBケーブルのみとなる。
HDMI端子で接続する小型デバイスとしては、以前にも紹介した米グーグルの「クロームキャスト」など、ディスプレー出力の中継デバイスがある。しかしこうしたデバイスは、無線LANで接続したパソコンやスマートフォンのディスプレー出力を、中継して表示するだけだ。コンテンツを表示するには、パソコンやスマートフォン、タブレットなどが必要であり、単体では動作しない。

m-Stickはウィンドウズ8.1アップデートがインストールされたパソコンそのものなので、コンテンツの再生を行うメインデバイスが別途必要になることはない。m-Stickから家庭内LANやインターネットに直接接続し、ウェブ閲覧したり、ユーチューブにアップロードされた動画を再生したりできる。

2015-02-27_124731宇宙の初期に形成された「考えられないほど巨大な」ブラックホールを発見したとの研究論文が25日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。ブラックホールが初期宇宙でどのように成長したかに関する理論を脅かす発見だという。

中国、米国、豪州などの国際研究チームが発表した論文によると、太陽の120億倍の質量を持つこのブラックホールは、137億年前に「ビッグバン(Big Bang)」で宇宙が誕生してから約9億年後に形成されたという。宇宙の歴史からすると、これは驚くほど短い期間だと研究チームは指摘している。

論文共同執筆者の一人、オーストラリア国立大学(Australian National University)のフーヤン・ビエン(Fuyan Bian)氏は、声明で「このように巨大なブラックホールがそれほど速やかに形成されたことは、現在の理論で説明するのは難しい」と述べている。

あらゆる物質を飲み込むブラックホールは、時空内の超高密度領域であり、光さえも抜け出せないほどの非常に強力な重力を持っている。

恒星やその周囲の物質を飲み込んで増大し、エネルギーを放出する。この現象はクエーサーと呼ばれる明るい天体として地球から観測できる。

今回発見された特異なブラックホールは、極めて光度が高いクエーサーの中心部に存在する。研究チームによると、宇宙初期の天体としては、これまで発見された中で最も明るい天体だという。

北半球の空にある天体5億個以上の掃天観測の中からこのクエーサーを今回の観測対象に選んだ理由については、同天体が異常な赤色を示していたからだとしている。

2015-02-23_101328宇宙に巨大な太陽光パネルを広げて地上に電気を送る「宇宙太陽光発電」の実現に向けて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが、電気を電波に変え、高い精度で無線で送り、電気として取り出す実証実験を来週から始める。

宇宙太陽光発電は、太陽光パネルで作った電気をマイクロ波と呼ばれる電波やレーザー光に変換して送り、地上のアンテナで受けて再び電気に変える。天候や昼夜に左右されず、地上よりも強い太陽光を使える利点がある。

今回の実証実験は、この発電の中核となる無線送電技術の確立を地上で目指す。地上のアンテナを想定した「受電部」から、55メートル先の送電部にマイクロ波を誘導する信号を送る。そして、信号を捉えた「送電部」から出力1・8キロワットのマイクロ波ビームを受電部に向けて発射し、受電部でマイクロ波を直流電力に変換する。

宇宙での利用を想定し、送電部は2・5センチと薄くした。計算上では数百ワットの電気を取り出せるという。

2015-02-20_205830OM-D E-M5 Mark IIが採用している「40Mハイレゾショット / マルチショット」は、ファームウェアアップデートだけで以前に発売された現行機種に対応させることは不可能なようです。

  • ロシアのWebサイト Kroupskiが、オリンパス Michael Guthmann氏のインタビュー記事を掲載していて、以下が重要なポイントをピックアップしたものである
  • ファームウェアアップデートだけで現行のカメラ・ラインアップに " 40Mハイレゾショット " を対応させることは不可能である
  • オリンパス OM-D E-M5 Mark II には精度の上がった手振れ補正機構が採用されていて、手振れ補正機構自体が変更され、(40Mハイレゾショットに)最適化されている
  • エントリークラス機にも " 40Mハイレゾショット " を採用するかどうかは決まっていない
  • 4K動画撮影に対する要望は認識していてるが、OM-D E-M1 後継機に4Kを採用するかどうか保証はできない
  • 現時点でオリンパスは、4Kに対応することによる絶対的な優位性を見出していない
  • すでに市場には4K対応カメラ群が投入されていて、パナソニック、ソニー、サムスンが、4K TVコンテンツ向けに4Kカメラ開発に注力しているのだから
  • オリンパスは、安価なフルサイズが登場してきている事には心配していない
  • なぜならオリンパスは、カメラ+レンズのパフォーマンスとサイズが要だと考えているからである

OM-D E-M5 Mark II は、5軸手振れ補正やシャッターユニットなど新採用された箇所も多いので、さすがに以前に発売された現行機種に " 40Mハイレゾショット " を対応させる事は無理なようです。加えて動画周りもかなり強化されていますから実際のOM-D E-M5 Mark IIの使用感は、かなり向上してそうな予感。

パソコンやタブレット端末、スマートフォンを使う際、インターネットと快適につながる「公衆無線LAN」。使える場所が増えている一方で、個人情報が漏れてしまう危険もはらんでいる。2015-02-17_114331

■カフェにあったアクセスポイント

「FreePublic―WiFi(フリー パブリック ワイファイ)」

パソコンの画面に表示された無線LANのアクセスポイント名をクリックすると、すぐにネットにつながった。アクセスポイントはネットにつなぐための「基地局」や「親機」のようなもので、自宅や会社にいる時と同じようにいろんなホームページやサイトを閲覧できた。

このアクセスポイントが利用できたのは、大阪市内の繁華街のカフェ。昨春以降、しばらくの間、カフェに入ると使えるようになっていた。カフェが客に無料無線LANとして提供するアクセスポイントと思ったが、実際は違った。「心当たりはありません」。取材をすると、店側が提供していたのは別のアクセスポイントだった。

外に出て、カフェから離れたら「FreePublic―WiFi」の基地局からの電波は途絶えた。カフェが客に提供しているものとは異なるアクセスポイントが店内にある可能性が高い。誰が発信しているのか――。大手通信会社の専門家に協力を依頼し、さらに取材を進めた。

FREEは「自由な」、PUBLICは「公共の」を意味する。カフェに入ってパソコンを開いた客の中には、このアクセスポイント名を見て公衆無線LANと思った人は少なくないだろう。

「無線LANの通信装置のようですね」。取材を始めてから約1カ月。専門家が一人の男性客を見て言った。男性客のパソコンの横から通信装置とみられる長さ15センチほどの黒い棒が伸びていた。男性客はタブレット端末やスマートフォンも使っていた。男性客のパソコンの画面を遠めから見た専門家がささやいた。「通信内容を傍受するためのソフトを作動させているようです」

その後、専門家とほぼ連日カフェに通った。男性客は毎日のように姿を見せ、そのたびに「FreePublic―WiFi」のアクセスポイントが利用できる電波が発信された。男性客がカフェを出ると、受信できなくなった。

発信源は男性客と考え、声をかけた。だが男性客は何も言わず、立ち去った。それからカフェに姿を見せなくなり、「FreePublic―WiFi」のアクセスポイントから出ていた電波も受信できなくなった。

■利便性優先、進まぬ暗号化

男性客が発信していたとみられるアクセスポイントを通じてインターネットにつなぐと、どんなことになるのか。専門家は「個人情報が盗み見られる可能性があります」と言う。

男性客が発信源だった場合、すべての通信が男性客のパソコンを経由することになる。どんなホームページを見たのか? メールの送り主や宛先のアドレスは? メールの内容は? 打ち込まれたパスワードは?……。パソコンに通信を傍受できるソフトが入っていれば、こうした個人情報を入手することができる。

通信傍受ソフトはネット上で無料で手に入れることができる。「自分が使おうとしている無線LANのアクセスポイントが不正なものではないかどうか。店側にポイント名を尋ねてから利用すれば、個人情報を守ることにつながります」。専門家は話す。

飲食店や公共の施設が設置している公衆無線LANにも、個人情報を盗み見られる可能性が潜む。

アクセスポイントとユーザー(利用者)の間の通信を暗号化する仕組みはあるが、双方が暗号化に向けたパスワードの設定など事前手続きが必要になる。こうした事情から暗号化していない施設も少なくない。国内店舗の9割以上で無料の無線LANが使える飲食チェーンも暗号化せず、アクセスポイント名を店内に掲示している。広報担当者は「つながりやすく、誰でも使える利便性を優先した。暗号化していない注意点をホームページなどで告知している」と話す。

また、神戸大大学院教授の森井昌克さん(情報通信工学)は昨年夏に成田、関西、神戸の3空港の許可を得て、施設内の公衆無線LANの通信状況を調査。パソコンのメールの内容やサイトの閲覧履歴をのぞき見ることができたといい、森井さんは「暗号化されていない無線LANは極力使わないほうがいい」と話す。

日本には無線LANの電波傍受を規制する法律はない。情報セキュリティ大学院大学教授の湯浅墾道(はるみち)さんは「無線通信を盗み見たとしても、現行の電波法では他人に漏らさなければ罪にならない。そもそも電波法の規定に無線LANが含まれるのか明確ではない。グレーゾーンの状態で無線LANが普及してしまっている」と指摘している。(須藤龍也)

=公衆無線LAN=
駅や空港などの公共施設や飲食店でケーブルがなくてもインターネットに接続できる仕組みで、無線LANは「Wi―Fi(ワイファイ)」とも呼ばれる。携帯電話の通信回線より割安だが、電波が届く範囲はアクセスポイントから半径10~30メートルほどと狭い。2020年の東京五輪に向け、大手通信各社や企業がアクセスポイントを急速に増やしている。

2015-02-17_114123

宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は16日、12月に金星探査に再挑戦する予定の探査機「あかつき」が太陽に最も近い地点を無事に通過したことを明らかにした。2015-03-21_124739

機体が高熱にさらされ、機器が故障する恐れがあったため、太陽への最接近が第一関門だった。

JAXAによると、あかつきの太陽への最接近は11日。約9000万キロ・メートルまで近づいた。その後、金星探査に使うエンジンや通信機器の状態を調べた結果、故障につながる異常な温度上昇はなかったことが確認できたとしている。

あかつきは2010年に探査を試みた際、エンジントラブルで金星軌道に入れなかった。その影響で想定より太陽に近い軌道を周回しており、太陽に最接近する際の高熱による故障が懸念材料になっている。8月下旬にも、再び太陽の近くを通過する予定で、これが第二の関門になる。

2015-02-10_155641東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授、理化学研究所香取量子計測研究室の高本将男研究員らは10日、1秒のずれが生じるのに160億年かかる世界最高精度の光格子時計の開発に成功したと発表した。科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業としての成果。

光速や、電荷素量、プランク定数などの基礎物理定数が定数であるなら、そこから導かれる原子に固有な振動数も定数となる。この「原子の振り子」の振動数を数えて、時を刻むのが原子時計となる。

現在、「秒」の定義に用いられているのはセシウム原子時計で、これはセシウム原子が選択的に吸収するマイクロ波の周波数を基準としている。これに基づく世界原子時は、約1×10^-15(3,000万年に1秒のずれ)の不確かさを持つ。

この不確かさは、原子が運動することにによって生じるドップラー効果の影響によって発生する。そこで、レーザー光を干渉させて生成した多数の微少空間(光格子)に原子を閉じ込めると、原子の運動を凍結できる。この場合も、レーザー光の影響を受けて、原子の振り子の振動数が変化するが、「魔法波長」と呼ばれる特定の波長で光格子を作ると、原子振り子の振動数は変化しなくなる。

この原理を用いて作成したのが光格子時計だが、これまでは原子を囲む室温の壁から放射される電磁波(黒体輻射)が原子振り子の振動数を変化させるという課題があった。今回、同研究グループは、絶対温度95Kに冷却した恒温槽の中に原子を高精度に分光する時計システムを構築し、黒体輻射の影響を室温に比べ約100分の1に低減することに成功した。

現在のセシウム原子時計では、この光格子時計の精度を計測できないため、同チームは光格子時計を2台開発。この2台を比較し、2×10^-18の精度で一致することを確かめた。これは1秒ずれるのに160億年かかることを意味し、宇宙の年齢の138億年より長い。

この精度を利用すると、一般相対性理論の効果も測定できるようになる。同理論に従うと、重力が強いところでは時間がゆっくり進む。一方、重力は距離の2乗に反比例して小さくなるが、今回の光格子時計は時計の高さのわずか1cmの変化に対しても、時間のずれを計測できるようになる。これによって、地下資源探査、地下空洞、マグマ溜まりなどの検出できる可能性を持つ。また、基礎物理定数が本当に定数かということを調べられるなどの知見をもたらすことが期待される。

2015-02-10_154518カクレクマノミがイソギンチャクに刺されないのはなぜか――。その仕組みの一端を愛媛県の女子高校生2人が解き明かした。5月に米国で開かれる世界最大の学生科学コンテストに出場する。

解明したのは、愛媛県大洲(おおず)市の県立長浜高校1年で、水族館部に所属する重松夏帆さん(16)と山本美歩さん(16)。

カクレクマノミはスズメダイ科の熱帯魚で、ハタゴイソギンチャクをすみかにする。一方、イソギンチャクは、餌を取ったり身を守ったりするため体の表面にある触手から強い毒を含む針のような刺胞(しほう)を出す。

水族館部では千匹以上のカクレクマノミを飼育する。2人は、異なる液体がついた指でイソギンチャクに触れると、刺される指と刺されない指があった先輩の実験をヒントにした。

海水中の物質が関係するという仮説を立て、海水に多く含まれるマグネシウムイオンとカルシウムイオンの濃度を変えた液に触手を入れる実験を重ねた。その結果、マグネシウムの濃度が海水より低い場合のみ刺胞が出ることが判明。触手の表面にあるたんぱく質がマグネシウム濃度の低い液体に触れるとスイッチが入り、刺胞が飛び出すと推定した。カクレクマノミの体表の粘液に含まれるマグネシウム濃度を調べると、海水より濃く、近縁のスズメダイの10倍だった。

2人の研究に助言した愛媛大の高田裕美准教授(発生生物学)によると、マグネシウムが刺胞の動きに大きく関わっていることを突き止めたのは初めて。「興味深く発展性のある実験結果。すぐにでも学術論文にできるぐらいのレベルだ」と評価する。

2人は昨年7月から3カ月余り、ほぼ休日返上で実験を続けた。成果を昨年12月に東京であった日本学生科学賞の審査会で発表し、最高の内閣総理大臣賞に。米国で開かれる国際学生科学技術フェアへの出場を決めた。

長浜高校の水族館部は多くの魚や海の生き物を飼育しており、月に1度、「長高(ながこう)水族館」として地域に公開している。山本さんは幼い頃から生き物が好きで、中学時代に長高水族館を見学して同校に進学することを決めた。「研究を通してコツコツ調べることの大切さを知った。将来は水族館で働きたい」

2015-02-08_203750宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)は6日、金星を回る軌道への投入に失敗し現在は太陽を周回している探査機「あかつき」について、「12月7日に金星への軌道投入に再挑戦する」と発表した。

くしくも前回の2010年に失敗した日と同じで、記者会見した計画責任者の中村正人JAXA教授は「軌道投入は必ずできる。冷静に、粛々と責任を果たしたい」と話した。

あかつきは10年12月7日、金星の軌道に入ろうとしたが、主エンジンが故障して金星を通過してしまい、太陽を周回しながら再び金星に近づくタイミングを探っていた。「再挑戦が5年前と同じ日付なのは全くの偶然」という。

計画によると、故障した主エンジンは使わず、姿勢を制御する4個の小型エンジンを使って減速する。軌道に入ると、3か月かけて観測機器などをチェックし、16年4月頃から2年間、観測に臨む。

金星は地球とほぼ同じ大きさだが、秒速約100メートルの暴風が吹き荒れるなど過酷な環境。あかつきは金星を5台のカメラで観測し、こうした気候が生まれた謎を解き明かすことを期待されている。

あかつきは、太陽を回っている間に高熱にさらされているが、中村教授らは探査機の損耗を防ぐため、観測機器類が正常に動くかどうかの確認を控えているという。

今月と8月、また太陽に接近する予定で、中村教授は「再びチャンスが与えられた。必ず成功させたい」と話した。

2015-02-05_095632米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に接近し、探査の準備を始めた。
冥王星を探査機で調べるのは初めてで、7月に最接近するという。NASAのジム・グリーン惑星科学部長は「遠く離れた未探査の冥王星を、人類は初めて間近に見ることができる」とコメントしている。
ニューホライズンズは本体が縦0・7メートル、横2・1メートル、幅2・7メートルで、2006年1月に打ち上げられた。これまでに48億キロを飛行し、現在は冥王星まで1億9300万キロの距離に迫っている。7月14日には1万3700キロ以内まで近づく予定。
カメラや紫外線観測機器などを搭載しており、冥王星の詳しい地形のほか、最大の衛星「カロン」や、冥王星の外側で無数の氷天体が密集する「カイパーベルト」も調べる。


冥王星
1930年にクライド・トンボーによって発見された。軌道は離心率が比較的大きい楕円形であり、黄道面から大きく傾いている。直径は2,320kmであり、太陽系内の衛星のうち、地球の月を含むいくつかよりも小さい。
冥王星の最大の衛星カロンは直径が冥王星の半分以上あり、二重天体とみなされることもある。
冥王星は海王星軌道の外側で太陽を公転する天体(今でいう太陽系外縁天体)としては最初に発見されたものである。
1930年に発見されて以来、長い間太陽系の9番目の惑星であり、外惑星の一つであるとされてきたが、1992年に冥王星以外の外縁天体が初めて発見されて以降、冥王星と似た大きさの外縁天体が続々と発見され始めた。
その中でも2003年に撮影された写真の中から2005年に見出された(正式には2003年発見となっている)2003 UB313は冥王星よりわずかに大きかった。
このような太陽系研究の進展により、太陽系の研究者の間などでは、冥王星を惑星とみなすことへの疑問の声が広まっていた。

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