2014年2月アーカイブ

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日米が共同開発した降水観測衛星を搭載したH2Aロケット23号機が28日午前3時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は約16分後、予定軌道に投入され打ち上げは成功した。

この衛星は、地球のほぼ全域で雨を高精度に観測する国際プロジェクト「全球降水観測(GPM)計画」の中心となる主衛星。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米航空宇宙局(NASA)などが共同開発した。

日本が開発した高性能レーダーを搭載し、従来の衛星レーダーでは不可能だった弱い雨や雪も観測2014-02-28_210657_2できる。9月をめどに運用を開始し、各国の副衛星と連携して降水の様子を3時間ごとに詳しく把握。観測データは地球温暖化の研究、台風や豪雨の災害対策、天気予報などに役立てる。

主衛星は重さ3・7トンと大型で、開発費は打ち上げ費用を含め785億円。H2Aは17回連続の成功となり、成功率は95・6%に向上し信頼性を高めた。

打ち上げを視察後、会見したキャロライン・ケネディ駐日米大使は「目を見張る打ち上げだった。全人類に役立つ素晴らしい日米連携の一例となった」と述べた。

全球降水観測(GPM)計画 雨や雪の様子を地球規模で高精度に観測する日米欧などの国際協力プロジェクト。日米が共同開発した主衛星と各国の副衛星が連携し、地表の9割を3時間ごとに観測。現行の衛星「TRMM」(トリム)が熱帯や亜熱帯の雨しか観測できない弱点を克服する。運用開始時には日本の「しずく」など12基の副衛星が連携する見通し。GPMは英語の「Global Precipitation Measurement」の頭文字。

「ハッキング」や「クラッキング」と呼ばれるサイバー攻撃は、パソコンやスマートフォンを対象にした犯罪だと思われがちだが、最近ごく身近に存在する自動車やトイレがクラッキングの対象になり得ることが判明した。

乗っ取られたプリウス
実験を行ったのは、米国防高等研究計画局(DARPA)の助成を受けて自動車のセキュリティ問題を研究しているTwitterのセキュリティ研究者 チャーリー・ミラー氏と、セキュリティ企業IOActiveのクリス・バラセク氏。対象車輌は米Fordの「エスケープ」とトヨタの「プリウス」。
実験では、ノートPCを使って後部座席から車の電子システムにアクセス。速度計や燃料計などメーターパネルの表示を変える、ホーンを鳴らすといったことから、エンジンのオン・オフ、急加速やブレーキ、ステアリングの操作まで行えることが実証された。
米Forbes誌がYoutube上にアップロードした動画「Digital Carjackers Show Off New Attacks(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=oqe6S6m73Zw)」でその様子が見られる。
車輌とノートPCは有線だけでなく、無線でも接続することが可能。確かに従来から「カーセキュリティ」という分野は存在しますが、これはあくまでも盗難防止を主目的とするもの。今回のような“乗っ取り”に関しては、まったく方向性の異なるセキュリティが要求される。
そして何より、悪意ある第三者が車輌を遠隔操作できるようになると、その危険度は盗難の比ではない。
簡単な悪戯程度ならまだしも、複数台が絡む事故を意図的に起こしたり、テロに使われる可能性も考えられる。
電子制御システムが隅々まで行き届き、なおかつインターネット接続機能まで有する現在の車輌のだからこそ、逆にこうした手口が通用するというのは実に皮肉なものだ。

トイレも攻撃の対象に?

犯罪の危険性に晒されているのは、自動車に限ったことではない。LIXILが展開するブランド「INAX」のシャワートイレ一体型便器「SATIS」の例を見てみる。
同製品は、Android搭載スマートフォンに専用アプリ「My SATIS」をインストールすることにより、Bluetooth経由でリモコン操作が可能になるというもので、洗浄位置や水量の強弱などを設定できるほか、スマートフォン内の音楽をトイレ本体のスピーカーから再生したり、トイレ日記をつけるといったことも可能になる。
このMy SATISに脆弱性が発見され、Bluetoothの通信範囲内であれば個室の外からでも各種操作が行えることになる。命の危険こそないが、継続的な嫌がらせ行為で精神的苦痛を与えるには十分といえるだろう。

スマート家電を狙った事件は実際に起きている
実際に事件となった例では、赤ちゃんの様子を別の部屋から確認できる「ベビーモニター」のクラッキングが挙げられる。
米ヒューストンに住む夫婦が子どもの寝ている部屋から不審な声が聞こえることに気付いて入室すると、ベビーモニターから罵倒する男の声が発せられたという。
このベビーモニターは、カメラとモニタをWi-Fi経由でつなぐタイプのもので、そこをクラッキングされたと見られている。
最近は、外出先からインターネット経由で操作できる“スマート家電”ブームが到来、照明やエアコンのオン・オフ、風呂の湯沸かしをはじめ電子ロックの施錠・解錠まで行える住宅も登場して、確かに生活する上で便利なものだが一方で犯罪者視点から見ると非常に利用価値の高い存在になり得る。
従来からあるパソコン関連のクラッキングは、あくまでも“情報の入手・破壊”などが最大の目的だったが、自動車やスマート家電については第三者が敷地内へ侵入することなく物理的な工作が行え今までにない新たな脅威となり得る。
しかも、こうした製品は今後さらに増えると予想されるが、利便性の中に“影”の部分が潜んでいることも忘れてはならない。

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文化庁は21日、異なる漢字だが訓が同じ「異字同訓」を使い分けた133例を報告書にまとめた。

同庁のホームページで公表した。文化審議会国語分科会が見直していたもので、常用漢字表にある漢字のうち、異字同訓のものについて、簡単な説明や使い分けの具体的事例をあげている。

1972年にまとめられた異字同訓の漢字の用法と、常用漢字が大幅に改定された2010年に追加された用法を合わせた。今回、現代の用法に合わせ、5例を削除し、新たに9例を追加した。

新たに追加されたのは、「座る」と「据わる」などで、「座る」は「椅子に座る」「社長のポストに座る」、「据わる」は「赤ん坊の首が据わる」「目が据わる」などの用法が示された。

2014-02-20_130327_2 資源を求めて南シナ海や東シナ海へと積極的に触手を伸ばしている中国が、新たに南極大陸への関心も高めている。南極での資源採掘を禁じた「環境保護に関する南極条約議定書」が見直される2048年をにらみ、中国の発言力を強めようと、科学調査目的の投資を活発にしている。

南極で急増している中国人観光客。野生のペンギンを撮影したり、流氷を眺めたりするのが人気だ=北京行知探索文化伝播公司提供

2月8日には、中国にとって4つ目の南極観測基地「泰山」を新設した。中国の国営新華社によると、夏季に約20人が滞在でき、滑走路も備えているという。習近平国家主席もわざわざ同基地に祝電を送り、「わが国の南極観測の領域を広げ、海洋事業の戦略的空間を切り開いてほしい」と強調した。15年には新たに5つ目の基地を建設する計画で、国家を挙げた取り組みが続く。

中国は基地新設の目的を「海洋、大気、地磁気などの科学的観測の強化」などとしているが、真の狙いは南極が豊富に埋蔵する資源にある。すでに石炭や鉄鉱石、油田、ガス田などが発見されている。南極で発見される隕石(いんせき)も保存状態が良く、中国が重視し始めた宇宙開発の分野では貴重な資料とされている。

南極の埋蔵資源を巡っては、1998年に発効した「環境保護に関する南極条約議定書」が48年までの採掘を法的に禁止した。中国が初めて南極に基地を建設したのは1985年と米英などに比べて遅く、当時は大きな発言権を持っていなかった。そこで中国が狙うのは、次にこの議定書の見直しを予定している48年だ。それまでに南極での科学調査の実績を積み重ね、積極的に投資し、議定書見直しの際の発言権を強めたい。

国営新華社によると、中国の国家海洋局は南極調査用に新たに固定翼機の購入と砕氷船の新規建造を計画している。南極基地への人や物資の輸送のほか、南極での緊急救援能力を高めることで国際協力にも貢献できると強調している。

ただ、昨年末には南極海で氷に阻まれて立ち往生したロシアの調査船を救出しようと現地に向かった中国の砕氷船が、ロシアの調査船を救出した直後に同じように氷に阻まれて立ち往生する事件が起きた。約2週間かけて脱出したものの、国際協力への貢献をアピールしようと意気込んだ中国の砕氷船の操船能力がまだまだ低いことを露呈した。

ツアーの相場は9万~13万元(約150万~220万円)と高額だ=北京行知探索文化伝播公司提供

一方、中国は南極での存在感を高めるために近年、政府関係者や富裕層を中心に、南極への観光ツアー参加を呼びかけている。中国紙、北京青年報は「近年、南極への観光客が最も急増している国が中国だ」と紹介し、中国の存在感の高まりを強調した。

アルゼンチンやチリなどを経由して南極に向かう観光ツアーは、旅行会社によって9万~13万元(約150万~220万円)が相場。それでも今年の春節(旧正月)の休暇には、一団体あたり80~100人からなる複数の団体が南極を訪れ、中国の基地隊員たちやペンギンなどとの記念撮影を楽しんだ。

もっとも中国紙によると、中国人観光客の増加により、ガイド役を引き受けている中国の基地隊員の通常業務に悪影響を来しているという。南極には当然、観光ガイドがいないため、基地隊員が通常業務の時間を割いてガイド役に当たらざるを得ないためだ。他国の南極基地の隊員からは、基地外での喫煙やゴミのポイ捨てなど、中国人観光客のマナーの悪さを指摘する声が上がっているようで、マイナス面の存在感も高まってしまっている。

 2014-02-20_121614_2竹島(島根県隠岐の島町)を最初に記した日本地図の製作者で江戸時代の地理学者、長久保赤水(せきすい)(1717~1801年)を顕彰しようと、島根県などが22日に松江市で開く「竹島の日」式典で、資料提供した子孫を表彰することが分かった。赤水の地図は、日本が竹島領有を主張する根拠の一つになっており、関係者は「赤水を再評価する契機になれば」としている。

赤水の日本地図「改正日本輿地路程(よちろてい)全図」(1779年初版、通称・赤水図)は、竹島を「松島」、鬱陵(うつりょう)島を「竹島」と記し地図に記載。外務省は赤水図を、日本領有を示す代表的な地図としている。

昨夏、茨城県高萩市に住む子孫の長久保甫(はしむ)さん(74)が持ち込んだ資料から、赤水図より前に赤水自身が作った「日本図」(1760年代)と「改製日本扶桑分里(ふそうぶんり)図」(1768年)を島根県の竹島問題研究会が確認。いずれも竹島が記され、赤水が早くから竹島を認識していたことが裏付けられた。

高萩市などによると、赤水は水戸藩の地理学者で、赤水図は文献や図を参考に完成。日本初の実測地図とされる伊能忠敬の「大日本沿海輿地(えんかいよち)全図」(通称・伊能図)の42年前だった。

江戸幕府が伊能図を国家機密として明治まで非公開とした一方、赤水図は庶民に使われた。吉田松陰が赤水図を手に旅をしたとの記録も残っているという。しかし、実測図でないため「伊能図に劣る」との評価もあり、赤水の知名度もいまひとつだった。

京都駅ビル

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P1030926_2京都駅の駅舎のうち、JR西日本の烏丸中央口側のものを「京都駅ビル」と呼ぶ。地上16階、地下3階 (高さ60m)、敷地面積38,000m2、延床面積は238,000m2、東西の長さは470mにのぼり、鉄道駅の駅舎としては日本有数の規模である。この新しい駅舎になり、新しい京都市の顔となりつつある。
=京都駅ビルの設計
京都駅ビル(JR西日本)は、日本の鉄道駅舎としては異例の国際指名コンペ方式で行われ、新駅ビル設計者には原広司、安藤忠雄、池原義郎、黒川紀章、ジェームス・スターリング、ベルナール・チュミ、ペーター・ブスマンの7名の複数の建築家が指名された。設計審査の結果、先ず原広司案、安藤案、スターリング案の3案に絞り込まれ、さらなる協議を経て、原広司案が最終案として採用された。
京都駅周辺は高さ120mまでの建築物が建築可能となる特例措置が設けられているが、高さ制限の緩和は古都の景観を損なうものとして反対意見も根強かったため、建物の巨大さ、高さに起因する圧迫感を回避し、いかに周辺環境との調和を図るかが作品の評価のポイントとなった。採用された原広司案は、最大高さを60mにP2093122抑えた上で、南北方向の道路に合わせて建物を分割して視線を通すなど、圧迫感を回避するような配慮が随所に見られる。
京都駅ビルの構造
京都駅ビルは、東側にホテルグランヴィア京都、西側に百貨店のジェイアール京都伊勢丹が位置する。その間の中央コンコースは、4000枚のガラスを使用した正面と大屋根で覆う広々とした吹き抜け(横幅147m、奥行29m、高さ50m)になっている。吹き抜けの最上部には地上45mの空中径路が通っている。
吹き抜けから東西へは渓谷状の階段が設けられている。伊勢丹側の大階段は段数171段、高低差は11階建てビルに相当する35m、全長は70mある。大階段はコンサートや、毎年2月の「JR京都駅ビル大階段駆け上がり大会」(主催:KBS京都)などイベント会場としても利用されるほか、カップルや観光客の憩いの場ともなっている。また、非常時の避難経路となることも想定されている。
京都駅ビルの延床面積238,000m2の内訳は、駅施設が約12,000m2、ホテルグランヴィア京都が約70,000m2、百貨店などの商業施設が約88,000m2、「美術館・えきKYOTO」などの文化施設が約11,000m2、駐車場が約37,000m2、行政関係施設などが約38,000m2、となっている。 
P2093352建築・設計
・建築設計:原広司 / アトリエファイ建築研究所
・施工:京都駅ビル建設工事JV(大林・鉄建・大鉄他JV)
・竣工:1997年
・用途:駅舎・複合施設
・構造:鉄骨造+鉄骨鉄筋コンクリート造
・階数:地上16階、地下3階 (高さ60m、横幅470m、奥行80m)
・敷地面積:38,000m2
・建築面積:32,400m2
・延床面積:238,000m2
・所在地:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町901番地
・第40回建築業協会賞受賞

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