2012年9月アーカイブ

収まる気配のない尖閣諸島、竹島をめぐる騒動。視点を変え、中国人は竹島を、韓国人は尖閣をどう見ているのか、それぞれのインターネットの書き込みから探ってみた。
2012-09-07_220257.jpg日本敵視で中韓は歩調を合わせていると思われがちだが、中国で「竹島は日本の領土」、韓国で「尖閣は日本のもの」という声が意外と目につく。そこからは、中韓の微妙な関係と互いに抱く本音も浮かんでくる。
(出典:MSNサンケイニュースから抜粋)
・「釣魚島は中国のもの、竹島は日本のものだ」
 中国の最大手検索サイト「百度(バイドゥ)」には、ネットユーザーがさまざまな事柄に関する質問とそれに対する答えや意見を自由に書き込む「百度知道」という人気コーナーがある。
 そこには、「竹島は誰のもの?」という質問が複数、掲載されている。
 それに対して「1905年に日本の島根県に編入されたが、52年に韓国側が『李承晩ライン』を宣言して主権を行使。日韓双方が領有権を争っている…」などと客観的に事実経緯を記した答えが意外に多い。
 「最もいいのは両国が争っていること。そうでなければ連合して中国に対抗してくる」といううがった見方や「韓国のものだ」という意見があるが、目につくのが「日本のものだ」という声だ。
 「百度」のコミュニティーサイトには、竹島問題を主題にしたものもある。書き込みの一つは、「(韓国人は)中国と関係する資料を用いて独島(竹島)が韓国に属していると証明する。つまるところ、自分に都合のいいものを引用するが、朝鮮の宗主国、明朝の海図文献には竹島は日本に属すると記載されている」と指摘した上で、「釣魚島は中国のものだが、独島(竹島)は日本のものだ。恥知らずの韓国人は出ていけ!」と韓国批判と日本支持を打ち出している。
 これに対して「親日的だ」という批判も書かれるが、それに再反論して「国際法的に言って竹島は日本のものだ」「世界に独島なんてない。あるのは竹島だけだ」というコメントがいくつも続く。

・ネットの8割が日本を応援?
 
こんな書き込みもある。
 「竹島問題では、8割のネットユーザーが日本を支持する。韓国に声援を送る中国人は1割に過ぎない」
 8割は誇張し過ぎと思うが、その理由として以下のように記されている。
 「地震で日韓は全く違う態度を取り、中国人の韓国人に対する印象が非常に悪化した。加えて文化衝突や『白頭山』の嘘などでますます多くの中国人が韓国は友好国ではないと感じるようになった」
 これには背景の説明が必要だろう。中国で「地震」と言えば、2008年の四川大地震のことだ。真偽は不明だが、地震直後、韓国人がネットに「ざまを見ろ」と書き込んだという話題が中国のネットに広がり、「炎上」したことがあった。反対にいち早く救助隊を送った日本に対しては「謝謝(ありがとう)! 日本」という書き込みが相次いだ。
 震災後に開催された北京五輪の野球の日韓戦では、中国人観衆が「加油(頑張れ)! 日本」と一斉に日本に声援を送る現象も起きた。
 文化衝突と言っているのは、中国のネットに広がる「韓国人は何でもかんでも韓国発祥だと歴史を歪曲(わいきょく)している」という批判を指すものだ。韓国で、漢字や漢方医学、風水思想は「韓国発祥だ」という意見が飛び出すたびにこれが中国のネットで誇張されて伝わり、韓国批判が繰り広げられてきた。
 「白頭山」は中朝国境にまたがり、朝鮮民族の間で聖なる山とされる存在。中国側では「長白山」と呼び、歴史的背景や“領有権”をめぐって中朝韓で論争が続いている。
 そのため、竹島問題と関連付けて「竹島は古代から韓国の領土だというロジックに照らせば、長白山も古代から韓国領土になってしまう」と自国の領土紛争への波及を危惧する書き込みも見られた。
 つまり、中国のネットユーザーにしてみれば、韓国人との間にさらに熾烈(しれつ)な衝突があり、「韓国人憎し」の感情から日本支持になびいているのだ。
 「私は日本が好きではないが、韓国人をもっと敵視している」という「竹島は日本領」支持者のコメントがそれを如実に示している。

2012-09-07_220409.jpg・「尖閣」には冷めた目線の韓国
 一方、韓国人は「尖閣」をどう見ているのか、韓国最大手の検索サイト「ネイバー」の質問コーナー「知識イン」の書き込みを拾ってみた。韓国で「百度知道」に相当するサイトだ。
 尖閣問題についての質問に「琉球諸島の住民がここに工場などを建てたこともあった。第二次世界大戦後、米国の施政下に入ったが、1972年に沖縄とともに返還された」という日本側の主張と、「1372年の明朝時代に発見した」などと中国側の言い分を両論併記した答えが多い。
 「尖閣諸島は現在、日本が実効支配中です。中国領土ではなく、日本の領土です」と日本領であることを断言する書き込みも見られた。韓国が実効支配している竹島は「韓国のものだ」という主張の裏返しのようだ。
 韓国で尖閣問題は、竹島と関連付け、「国際司法裁判所に提訴しようとするなど韓国には高圧的だが、尖閣に上陸した活動家らをすぐ送還するなど中国には低姿勢だ」と日本のダブルスタンダードを批判する文脈でよく取り上げられる。
 しかし、尖閣の領有権そのものについては、問答無用に日本の主張を切り捨てる竹島問題とは異なり、“ひとごと”だけあって比較的客観的に受け止められているといえる。
・韓国の暗礁も中国の標的?
 尖閣問題は「単純に独島問題のような領土紛争ではない」と前置きしつつ、背景に中国側の事情があると指摘する書き込みもある。
 「日本は最近、中国と紛争を拡大させる理由はなく…」とやや日本の肩を持ちながら、中国はベトナムなど東南アジア各国と領土紛争を抱えており、尖閣でも引くわけにはいかないと解説する内容のものだ。
 さらには、「中国当局が尖閣と離於(イオ)島は自国領土と記載したとんでもない事実がある。これは歪曲だ」と中国側を非難する声もある。
 中国で「蘇岩礁」と呼ぶ離於島は、東シナ海の中韓の排他的経済水域(EEZ)が重なる海域にある。厳密には島ではなく、海面下に沈む暗礁だが、中韓双方がこの海域の主権を主張し、紛争のまっただ中に置かれている。
 韓国では、これまで特段の主張をしてこなかった中国が突然、この暗礁に強い関心を持ち始めたのは、「尖閣諸島と同じく石油、天然ガスなど海底資源が多く分布している」ためだととらえられている。
 尖閣と重なる構図だ。
 「知識イン」の離於島についての書き込みでは、「日本は韓国の立場を支持して『離於島』と表記している」と日本を持ち上げた記載も見られた。
 つまり、離於島との関連でいえば、中国は日韓共通の紛争相手であり、日韓は共闘関係にあるととらえられているわけだ。
 韓国への反発から竹島問題で「日本支持」を打ち出した中国のネットユーザーたち。一方で、中国との領海争いから、尖閣問題に日本との共通点を見いだす韓国人。領土観はどの国を「敵」とみなすかで見方が180度変わるものだとつくづく実感させられる。
 そして、いまのところ、日中韓3国の“領土”をめぐるネット炎上に鎮火の兆しはない。(

林檎の樹

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arimoto.jpg 和気閑谷高校時代の恩師(英語)から、先月上梓したばかりの「遠い思い出」が送られてきた。
高校3年の時に、ゴールズワジー(John Galsworthy)の「リンゴの木(The Apple Tree)」を副読本として使用することになった。
 恩師も文中で、「高三には少し難しいが、刺激を与える目的で使用した」と書いておられるが、難解だったことは確かだ。
岡山の丸善に出向いて参考書を探していたら、新潮文庫の「林檎の樹 渡辺万里訳)」を見つけて原文と首っ引きで読んだものだが、それでも何がなんだかよくわからなかったから英語の授業に出るのが億劫だった。
著書には原文と訳文を抜粋して掲載されているが往時の苦労が思い出されて懐かしい。
 恩師は1950年4月和気閑谷高校を振り出しに2001年3月川崎医大付属高校に至る50年余に亘って多くの高等学校を歴任されていろいろな思い出が有ることと思うが、著書の表紙に、恩師の母校でもある閑谷学校の写真が使用されているのは後輩としても生徒としても実にうれしい。
-John Galsworthy 1867年8月14日 - 1933年1月31日) イギリスの作家-
 イングランドのサリーで、裕福な家庭に生まれる。 ハーロー校の後にオックスフォード大学で学ぶ。はじめは弁護士になるつもりだったが、法律にあまり興味が持てず、家業の船舶業を手伝いながら世界を旅する。
 1932年にノーベル文学賞を受賞
 国際ペンクラブ初代会長
 「サマーストーリー」という題で映画化された。

-原作のあらすじ-
 銀婚式の日にアシャースト夫妻は、26年前の思い出の地を訪れる。そこで初老となったフランク・アシャーストに、その頃の記憶がよみがえる。
5月1日、大学を卒業したフランクとその友人ロバート・ガートンは、徒歩旅行の途中に、ナラコウム夫人の家に泊まる。そこで出会ったナラコウム夫人の姪であるミーガン・デイヴィットは、身なりこそみすぼらしいが、「百人に一人といない」と言われるほどの美人であった。そのようなミーガンにフランクは一目惚れする。
 翌日、フットボールで怪我をしていたフランクのひざが悪化し、ガートンはフランクを残してロンドンへと発つ。しばらくの間この家に留まることになったフランクは、ミーガンへの恋をますますつのらせる。そして、ミーガンもフランクを愛し始めるが、周囲の人たちはこのことを快く思っていない。そこでフランクは、2人で駆け落ちする計画を提案し、そのための準備のために1人でトーキーへ行く。
 トーキーへ来たフランクは友人、フィル・ハリデイと出会う。彼の家に招かれたフランクは、そこでその妹たち、サビナ、フリーダ、ステラを紹介される。そのようなことをしているうちに、フランクはミーガンのもとへその日は帰れなくなり、ナラコウム夫人宛に断りの電報を打つ。その夜、フランクはステラに惹かれていることに気付き、ミーガンとのことで悩み始める。次の日も、ハリデイのもとで過ごし、その次の日、フィルたちとピクニックへ行く途中の四輪馬車の中で、フランクはミーガンが歩いているところをみとめる。驚いたフランクは馬車を降り、彼女を追いかけようとするがやめる。フランクはハリデイ一家に会ってから、ミーガンと結婚できないことがだんだんはっきりと分かってきていたのであった。それから3日後、フランクはハリデイ一家と一緒にロンドンへもどる。ナラコウム夫人の農場へは、ついに手紙も出さなかった。そして、翌年の4月末に、フランクはステラと結婚する。
 このような思い出にふけっていたフランクの胸に、いま一度この近くにあるナラコウム夫人の農場を見たいという気持ちが起こり、農場へと向かう。そこは26年前とほとんど変わっていなかった。そこでフランクは、26年前知り合いだった農夫のジムから、あの後のミーガンについて話を聞く。彼女はフランクが去った後、悲しみにくれついに自殺してしまったという。

-映画「サマーストーリー」のあらすじ-
 1902年夏、友人ロバート・ガートン(ハリー・バートン)と共にダートムア地方を徒歩旅行するフランク・アシャースト(ジェームズ・ウィルビィ)は、途中足を挫いてしまい、野原で出会った美しい娘モーガン(イモジェン・スタッブス)が引き取られて暮らしているナラコウム夫人(スザンナ・ヨーク)の民宿に世話になることになった。いつしかミーガンに心魅かれてゆくフランクは、足のケガを口実に、ひとりここに残っていた。そんな彼に敵意をむき出しにするのは夫人の息子ジョー(ジェローム・フリン)で、彼もミーガンを愛していたのである。お互いに好意を抱くフランクとミーガンは、やがて羊の毛を刈るために訪れた近くの農場の羊小屋で、ついに初めて愛を確かめ体を重ねた。そして家に帰った後も、二人は月明りの下で、小川の中で再々愛を交わしあう。やがて二人の様子を察したナラコウム夫人から部屋を空けるように言われたフランクは、ミーガンに駈け落ちの計画を打ち明け、旅立っていった。彼女はこの申し出を喜んで承諾する。金を引き出すためにトーキーの銀行を訪ねたフランクは、そこで旧友フィル・ハリディ(ジョン・エルムズ)と出会い、彼の妹ステラ(ソフィー・ウォード)たちと食事を共にした。翌朝金の引き出しに手間取ったフランクは汽車に乗り遅れ、ハリディ兄妹に誘われるまま彼らと合流する。次の汽車の時間が迫ってきたが、彼はハリディ兄妹と休暇を過ごすことを選んでしまった。次の日たまりかねてトーキーにやってきたミーガンは、群衆をかきわけフランクを探すが、一日早く彼女を見つけたフランクは、静かにミーガンの後をつけた挙句、彼女の前から姿を隠すのだった--。20年の月日が流れ、妻ステラと共にダートムアを訪ねたフランクは、かつての友人ジム(ケン・コリー)からミーガンの悲劇的な最期を知らされる。彼女はフランクとの間の男児を出産した後、あまりの難産で息をひきとったのだ。愕然とした思いでトーキーへと車を走らせるフランクは、道すがら若き日の彼の面影を持ったひとりの青年の姿を目にとめる。彼こそ自分とミーガンとの間に生まれた子供なのだと心で思いながら……。

(CNN)  この世に数ある船舶事故や航空機事故の中でも、特に超常現象が起きやすいとされる場所がある。こうした謎の地域とされる事故多発エリアで発生した事故と、そこから生まれた伝説を探ってみる。
2012-09-01_151720.jpg-バミューダトライアングル-
 バミューダトライアングルは、バミューダ諸島とフロリダ半島、プエルトリコの3つの拠点を結んだ架空の場所で、船舶や航空機が突然姿を消すといった不可思議な現象が起こるとされている。
バミューダトライアングルが注目され始めたのは1945年12月。14人を乗せた軍の航空機がフロリダ半島南沖で突如行方不明になった事件がきっかけだ。その後、遭難機の捜索に向かった13人のクルーも姿を消し、その遺体も発見されなかったことからバミューダトライアングルの伝説が生まれた。
その後も巨大オイルタンク船やレジャーヨット、小型旅客機などが行方不明となり、この地域に何らかの不可思議な力が働いているとされていた。しかしその後の調べで、この地域で行方不明となった船舶や航空機の数とその他の地域での事故の数にそれほど大きな違いがないことがわかってきた。ここは海上交通路として世界でも特に混雑した地域で、ほとんどの船は4次元の世界に引き込まれることなく無事航海を終えているのだ。

2012-09-01_151754.jpg-サルガッソー海-
大西洋に広がるサルガッソー海は不気味なほど静かな海だ。大西洋中心部は凍り付くような寒さだが、サルガッソー海は暖かく海藻も多い。ここで多くの船の乗組員が行方不明になり、無人の船がさまよっているというのだ。
1840年にこの地域を航海した帆船「ロザリー」もこの海の犠牲となった。その後ロザリーは漂流している状態で見つかったが、乗組員は全員行方不明のままだ。
サルガッソー海は海流の強い地域に囲まれ、太平洋のほかの地域から封鎖された状態になっていることから「海の中の海」とも言われている。そのため水温も高く静かな場所となっているのだが、それが風力で動く帆船を完全に足止めし、幽霊船伝説が生まれているのだ。

2012-09-01_151816.jpg-魔の海-
ドラゴントライアングルとも呼ばれる魔の海は、東京から約100キロ南の三宅島近辺に位置する場所だ。古くから日本列島沖には竜が住んでいるとの伝説があり、そこからドラゴントライアングルという名が生まれたとされている。作家チャールズ・バーリッツ氏によると、1952年から1954年の2年間に日本の軍用艦艇がこの地域で5隻行方不明になったという。
超常現象専門家のアイバン・サンダーソン氏は1972年、魔の海やバミューダトライアングルなど超常現象が起こるとされる場所を「悪魔の墓場12カ所」として紹介した。これらの場所は、南半球、北半球という位置は違っても赤道からの緯度が同じで、暖流と寒流が交差していることから電磁異常が発生し、超常現象が起こりやすくなっているのではないかという仮説がある一方で、こうした仮説は誤りだという主張もある。

2012-09-01_151845.jpg-ミシガントライアングル-
米国ミシガン湖は、不思議な物体や幽霊航空機が目撃される場所として知られている。ミシガントライアングルの伝説は、1937年にジョージ・ドナー船長が貨物船から突然行方不明となったことから始まった。ドナー船長は、港に近づいたら起こしてくれと言い残して船室に入ったが、そのまま姿を消してしまったのだ。船室には鍵がかかったままだった。
その13年後、今度はニューヨーク市からミネアポリスへと飛び立ったノースウェスト航空2501機が、ミシガントライアングル上空にてまるで蒸発するかのように消え去ってしまった。この事件はその後長年にわたって調査されているが、2501機の残骸は未だ発見されていない。

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マニラ(CNN) フィリピン東方沖で31日夕方、マグニチュード(M)7.6の地震が発生し、少なくとも1人が死亡した。
この地震の数時間後の翌1日朝にも、M5.7の地震が同地域で観測された。
米地質調査所(USGS)によると、震源はフィリピンの東サマール州ギワンの南東約105キロで、震源の深さは約32キロだという。USGSは当初、マグニチュード(M)7.9と発表したが、その後修正した。
フィリピンの国家災害リスク軽減管理評議会(NDRRMC)によると、北スリガオ州で16センチ~45センチの津波が観測されたほか、ダバオやレガスピでも約2.5センチの津波が観測されたという。
津波による被害はないが、地震で地滑りが発生し、1人が死亡、1人が負傷したとしている。ハワイにある太平洋津波警報センターは太平洋の広い範囲に津波警報を発令したが、すぐに解除した。フィリピンも1日早朝に避難勧告を解除した。
フィリピン政府によると、東・北サマール、レイテ、南レイテ、北・南スリガオの6州で道路に小規模の被害が出たほか、橋や家屋にも被害が出ているという。

2012-09-01_145454.jpg地球からはるか120億光年離れたクエーサー(准恒星状天体)に、地球上の海水の100兆倍の水が存在することが、科学者らの研究で明らかになった。地球の340億倍の質量を持つこのクエーサーを分析していたコロラド大学ボルダー校のジェーソン・グレン准教授らが、数百光年の範囲に広がる大量の水蒸気を発見した。カリフォルニア工科大学がハワイ島マウナケア山に設置している天体望遠鏡で、分光器を使って観測された。
(出典:CNN)
120億光年離れた天体を観測すると、見えるのは120億年前の姿だ。宇宙は136億年前のビッグバンで誕生したと考えられているが、その16億年後にはすでに水が存在していたことになる。これほどの量の水が見つかったのは観測史上初めて。銀河系内で数光年の範囲に分布する水を全部合わせても、同クエーサーに比べれば4000分の1にすぎないという。
研究には両大学のほか、航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所、カーネギー天文台、ペンシルベニア大学や日本の宇宙科学研究所(ISAS)が参加している。

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ワイオミング州イエローストーン国立公園(CNN) 訪れる人を圧倒せずにはおかない米イエローストーン国立公園。間欠泉が空中高く吹き上がり、地熱で温められた温泉は別世界のような青緑色を放つ。周囲にそびえる山々は野生生物の宝庫でもある。
しかしこの美しい国立公園の地底には、米国土の広範に甚大な被害をもたらし、地球全体を変えてしまうほどの威力を秘めた超巨大火山「スーパーボルケーノ」が眠る。
(出典:CNN)
 人類はまだ、その噴火の規模を体験したことはない。イエローストーンのスーパーボルケーノが最初に噴火したのは210万年前。その規模は、1980年に57人の死者を出した米セントヘレンズ火山噴火の少なくとも2万5000倍だったとされる。さらに130万年前と64万年前にも別の2つのスーパーボルケーノが超巨大噴火を起こした。
 スーパーボルケーノは普通の火山のように円錐形の山の山頂に噴火口があるのではなく、前回の巨大噴火で地面が吹き飛ばされてできたカルデラと呼ばれる広大な窪地で形成されている。ユタ大学イエローストーン火山観測所のボブ・スミス所長は、活火山が集中する地形を表現する言葉としては、スーパーボルケーノよりも「ホットスポット」と呼ぶ方がふさわしいと解説する。
 ハワイやアイスランドにも同様のホットスポットが存在するが、海底ではなく地底にホットスポットが存在するのはイエローストーンのみだという。
 スミス氏らの観測によれば、イエローストーンは地表からわずか8キロの地底に硬い岩とマグマのたまりがある。その下には5万7000立方キロもの非常に高温の岩体があって、イエローストーンの温泉や間欠泉を発生させている。
 これがもし噴火を起こせば、大惨事になるのは確実だ。スミス氏の著書によれば、まず付近一帯を大地震が襲い、続いて超巨大噴火が起きてイエローストーン国立公園は完全に消えてなくなる。噴火で生じる噴煙や溶岩は数百度に達して周辺のすべてを焼き尽くす。火山灰は米西部にまで到達し、ジェット気流に乗って空の便をまひさせ、世界の食糧供給が脅かされる恐れもある。瞬時に8万7000人の死者を出すとの推計もある。
 気になるのは、次の噴火がいつ起きるかだ。
イエローストーンの過去3度の超巨大噴火は、約80万年の間隔で発生している。つまり、次の噴火が迫っているとの見方もできる。スミス氏はまた、2004年に地面が隆起し始め、10年になって再び沈むという現象を観測した。まるでスーパーボルケーノが呼吸しているようだったという。
 イエローストーンの過去3度の超巨大噴火は、約80万年の間隔で発生している。つまり、次の噴火が迫っているとの見方もできる。スミス氏はまた、2004年に地面が隆起し始め、10年になって再び沈むという現象を観測した。まるでスーパーボルケーノが呼吸しているようだったという。
ただし、地震などの観測や世界各地の実例などからおおまかな予測はできるとスミス氏は言い、慌てる必要はまったくないと言い添えた。
現時点ではそれよりも、地震や小規模の噴火が起こる可能性の方が大きく、そちらの方が懸念されるとしている。

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