2012年8月アーカイブ

2012年6月、違法配信(海賊版)と知りながら、音楽や映像をダウンロードする行為に罰則を設ける著作権法の改正案が衆参両院を経て可決・成立した。
2012-08-29_082438.jpgこれまでも、権利者に無断で音楽や映像をインターネットへアップロードしたり、違法配信と知りながら音楽や映像をダウンロードする行為は違法だった。しかし罰則があったのはアップロードのみ。今回の法改正で、ダウンロードにも2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはその両方という刑事罰が科せられることとなった(図1)。なお同法律の施行は、2012年10月1日を予定する。
 日本レコード協会によると、音楽・映像の不正ダウンロードは年間43.6億ファイルにも上り、正規の音楽配信サービスの10倍という規模(2010年調査)。同協会は「インターネット上で蔓延する著作権侵害行為が減少する」と、今回の法改正を歓迎した。
一方で、「摘発の対象となるのは法律を理解していない中高生」「著作権法を口実にした別件捜査に利用される」と任意団体インターネットユーザー協会が批判声明を出したほか、一部のネットユーザーからも「厳罰化だ」と反対の声が上がった。同法律は親告罪で、権利者が告訴しない限り起訴はないが、もし告訴・摘発されれば収監もありうる。違法ダウンロードと知りながら、軽い気持ちで海賊版を入手することは厳禁だ。
2012-08-29_082516.jpgまた同法改正ではDVD複製についても見直しが行われた。10月1日以降、「技術的保護手段」が講じられたDVDは私的複製であっても違法となる。
 改正前から、技術的保護手段が講じられた市販のDVDビデオを、その手段を回避して複製することは違法だった。ただし、DVDの不正利用を防ぐ技術には、無断コピーを防ぐ「コピーコントロール」と、視聴を制限する「アクセスコントロール」の2種類があり、従来は前者のみを技術的保護手段の対象としてきた(図2)。
 このため家庭内での個人利用ならば、アクセスコントロール技術(CSSなど)を解除してのDVDコピー(リッピング)は許容されていた。これが10月1日以降は違法となる。ただし罰則はない。
(出典:PC Online)

<李大統領独島訪問>歴史問題に変化ない日本…外交の代わりに行動で警告
2012-08-11_111044.jpg 光復(解放)67周年を5日後に控えた10日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)と鬱陵島(ウルルンド)を訪問した。大韓民国の大統領では初めてだ。
李大統領は外交安保長官の代わりに、崔光植(チェ・グァンシク)文化体育観光部長官、劉栄淑(ユ・ヨンスク)環境部長官、そして歴史・国土関連の小説家イ・ムンヨル氏、キム・・ジュヨン氏と一緒に行った。 
  青瓦台(チョンワデ、大統領府)は‘環境’レベルの訪問であることを強調した。しかし大統領の言動には「独島は韓国の領土」というメッセージが強く込められた。大統領が独島に足を踏み入れたことで、日本の領有権主張が虚構であることを浮き彫りにしたということだ。 
  李大統領が独島警備隊員に「私たちの国土の東海(トンヘ、日本名・日本海)最東端が独島。独島はまさしく私たちの領土であり、命をかけて守る価値があるところだ。誇りを持って守ろう」と伝えた。 
  歴代大統領は日本に対し超強硬発言をしてきたが、独島を訪問することはなかった。独島を領土紛争地域に浮上させようという日本の意図に巻き込まれるというリスク、そして韓日関係を最悪の状況に向かわせるという負担のためだ。その代わりに独島に対する実効的支配を強化することを選んだ。李大統領の今回の訪問はこうした基調の変化を見せている。
  青瓦台は「従来の対応通りにするには、日本が線を越えた」と説明する。昨年8月に日本自民党所属議員が鬱陵島(ウルルンド)訪問を図り、年初には玄葉光一郎外相が日本国会で独島問題について「受け入れられないものについては、受け入れられないと(韓国側に)しっかり伝える」と述べた。6月の麗水(ヨス)万博では日本政府が独島・東海表記を問題視し、「日本の日」に官僚派遣計画を取り消し、先月末には「防衛白書」で8年連続「独島は日本の領土」主張した。 
  日本軍慰安婦問題も進展がない。李大統領が昨年末、京都で「早く終えなければならない人道的問題」と促したが、むしろ悪化の一途だ。青瓦台では「日本にこれ以上期待することはできない」という声も出ている。   韓国国内の政治状況が考慮された可能性もある。李大統領には任期末の国政掌握力確保が最大の課題だ。光復節を控え、対日強硬姿勢は支持率を高められる材料だ。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領も06年4月、「独島は私たちの領土」と強く発言し、支持率が5%ほど高まった。しかし専門家の間では「私たちが先に日本を刺激して紛争を引き起こすのは不適切だ」(李元徳国民大教授)という意見もある。 
  一方、日本外務省は10日、申ガク秀(シン・ガクス)駐日韓国大使を呼んで抗議したのに続き、武藤正敏駐韓日本大使を一時帰国させた。玄葉外相は金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官に電話で抗議した。日本政府は野田佳彦主将が政治生命をかけて推進した消費税増税法案の国会表決と李大統領の独島訪問が重なったのも不快だという反応を見せている。

<李大統領独島訪問>興奮した日本…民主党閣僚「15日に靖国参拝」
  日本政府は10日、一日中、衝撃と怒りを行き来した。野田佳彦日本首相はこの日午後、李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島(ドクト、日本名・竹島)訪問に対し、「到底受け入れることはできない。毅然とした対応をとっていかなければならない」と述べた。 
  玄葉光一郎外相は李大統領の独島上陸が確認された直後の午後3時、申ガク秀(シン・ガクス)駐日韓国大使を外務省に呼んで抗議した。続いて記者会見を開き、武藤正敏駐韓日本大使を10日中に一時帰国させると明らかにした。 
  玄葉外相は「抗議の意を示すため一時帰国させ、それ以外にも相応の措置を取らざるを得ない」と強い口調で述べた。帰任時期についても「いつ戻すか分からない」と話した。武藤大使は11日午前、外務省で今後の対応について玄葉外相と協議する予定だ。 
  日本メディアは「通常、一時帰国措置を取る場合は『現地事情を聞くため』という表現を使うが、今回は『抗議するため』という言葉を使った」とし「これは一時帰国より一段階強い措置である事実上の‘召還’」と解釈した。
  日本政界も与野党を問わず一日中、興奮状態だった。森本敏防衛相はこの日午前の記者会見で、「(李大統領の独島訪問は)韓国が内政上の判断で決めたことだ」と述べると、保守野党は「こんなばかな発言をするとは信じられない」とし、問責決議案を提出するとも主張した。
  自民党の谷垣禎一総裁は「日韓関係を改善しようとしてきた過去の努力を否定するものだ」とし「民主党政権が国家観を欠き、外交の基本姿勢が見られないことから、こうした侮りやそしりを受ける」と述べた。日本政府のある関係者は「いくら韓日関係が良くないとしても‘親しい隣国’と考えていた韓国がこういう行動までするとは想像できなかった」と述べた。
  一方、朝日・読売など日本メディアは李大統領の独島訪問の背景について、「政権末期に人気を集め、‘起死回生’するために反日カードを取り出した」と分析した。
  李大統領の独島訪問が伝えられた後、羽田雄一郎国土交通相と松原仁国家公安委員長の閣僚2人は「15日の‘終戦記念日’に靖国神社を参拝する」と宣言した。靖国神社には第2次世界大戦のA級戦犯が合祀されている。参拝が実行される場合、09年の民主党政権発足後、閣僚の靖国参拝は初めてとなる。

漢江にアオコ

| コメント(0) | トラックバック(0)
2012-08-07_134359.jpg先月下旬、北漢江で植物性プランクトンの一種で藍藻類のアナベナが大量発生し、これによって形成されたアオコが八堂湖を経て漢江本流にまで広がっている。一部地域では藍藻類から出る悪臭物質ジェオスミンが原因で、住民から「水道水から泥やカビのにおいがする」などの苦情も出ている。八堂湖ではジェオスミン濃度が基準値20ppt(ppt=1兆分の1)の30倍近く検出され、北漢江ではこれが100倍にまで達した。
 漢江と八堂湖でアオコが発生している原因は、猛暑と降水量不足だ。北漢江、八堂湖、漢江本流の一部地域では、藍藻類の濃度が高くなって水面が濃い緑色となり、見るだけで不快な印象を与えている。
(出典:朝鮮日報電子版)
 オーストラリア最長のマレー川では1990年代から藍藻類によるアオコが原因で、川の水を飲んだ家畜が死ぬケースが何度も発生している。しかし専門家によると、漢江と八堂湖のアオコは安全性が問題視されるほどのレベルではなく、ろ過と塩素処理で悪臭の原因物質はほぼ除去できるという。もし浄水処理が行われた後の水に悪臭の原因物質が混じっていたとしても、3分ほど煮沸すればなくなるため、いたずらに問題を誇張する必要はない。
 首都圏に住む2400万人に飲料水を供給する八堂湖と漢江では、水質管理と浄水処理は国の安全保障と同じレベルで考えなければならないほど重要な問題だ。洛東江では18カ所ある浄水施設のうち、17カ所にオゾン、活性炭、膜分離、リバーバンクフィルトレーションなど非常に高度な浄水施設が設置されている。しかし漢江や八堂湖周辺は汚染源が少ないという理由で、37カ所ある浄水場のうち高度浄水処理施設は3カ所しかない。残り34カ所のうち16カ所では、1兆6000億ウォン(約1110億円)を投じて高度浄水施設の設置が進められているが、それ以外の18カ所では計画さえないという。ソウルの水道料金は1トン当たり514ウォン(約35.6円)で、釜山の635ウォン(約44円)に比べて割安だ。そのため首都圏住民の負担がやや重くなるとしても、高度浄水処理施設を漢江と八堂湖にも追加で設置し、水道水が安心して飲めるようにしておかなければならない。
 現在、漢江と八堂湖からは肝臓や神経系統などに障害をもたらす汚染物質は検出されていない。しかし、毒性のある物質が検出されれば大きな混乱を招くことも考えられるため、現在週1回行われている水質検査の周期を大幅に短くするなど、水質だけは今後も徹底して管理しなければならない。

2012-08-01_180558.jpg【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の映像販売サイトの開設について、韓国の北朝鮮筋や専門家らは、開放と著作権保護に向けた北朝鮮の努力の一環で、これを機にさまざまな分野に開放が拡大していくとの見方を示している。
 北朝鮮の木蘭ビデオは、5月から香港にサーバーを置きサイトを運営している。朝鮮語と英語、日本語、中国語、ロシア語の5言語でサービス。映画や漫画、テレビドラマ、ドキュメンタリーなど約1300点の各種映像のほか、音楽や写真なども扱う。映画などのダウンロード料金は平均1~3ドル(約78~234円)だ。
 中国・大連で北朝鮮の映画や文芸作品などの映像配給事業を手掛けているコソンフイルムのチャン・ジュソン代表は、聯合ニュースの電話取材に対し、「映画界関係者の話や文化開放の実態などを総合すると、北朝鮮は緩やかな対外開放へと方向を定めたようだ」と話した。同サイトは表面的には中国サイトなどによる映像の盗用を防ぐために有料サービスを行っているように見えるが、金正恩(キム・ジョンウン)体制移行に伴う変化の流れを後押しするための措置と説明した。これらの映像は政治色をできるだけ排除している上、北朝鮮の貴重な文芸作品でもあるため、世界中の映画マニアから高い人気を得ているという。

 建国大学統一人文学研究団の全永善(チョン・ヨンソン)研究教授は、北朝鮮の映像販売サイトの開設を「ずっと前から予見されていた、著作権強化の措置」とみなした。さらに、金正恩第1書記が国際的な孤立を深めた先軍政治からの脱却を図る意味で、国際社会に北朝鮮の変化する姿を見せ、住民の意識も変えるなどの効果を出そうと、政治・経済・軍事よりはリスクの少ない文化事業を最初の出口戦略にした可能性があると指摘した。遠からず、観光商品の発売など各分野で改革開放の動きが現れ得ると予想した。

 IBK企業銀行経済研究所のチョ・ボンヒョン研究委員は、「金第1書記が強調してきた『世界化』発言と同じ意味合い。文化商品の紹介・発売で北朝鮮を世界に知らしめながら、知識財産権保護で商業的な利益も拡大するという多目的の布石にみえる」と話した。 

このアーカイブについて

このページには、2012年8月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年7月です。

次のアーカイブは2012年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.13